40歳以上で緑内障検診を受けた方がいい理由
成人の失明原因1位、知っておきたい目の病気
ドクターK
2025.08.15
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緑内障は、日本の中途失明原因の第1位とされる病気です。初期には自覚症状がほとんどなく、気づかないうちに視野(見える範囲)が欠けていきます。
失われた視野は元に戻らないため、早期発見・早期治療が何より重要です。 特に40歳を境に発症リスクが急増するため、この年代からの定期検診が重要です。
そもそも緑内障ってなに?
緑内障は、視神経が障害されて徐々に視野が欠けていく病気です。原因はさまざまですが、日本人では特に正常眼圧緑内障が多く、眼圧が正常範囲でも発症することがあります。
そのため「眼圧が正常だから大丈夫」とは限らず、視野検査や眼底検査が不可欠です。
また、日本眼科医会も「40歳を過ぎたら年1回の眼科検診を」と呼びかけており、特に家族歴や強度近視、生活習慣病がある方は早めの受診が推奨されています。

日本眼科医会より